2011年9月29日木曜日

モラルなき会社で、皆は何を求めているのか

10月に差し掛かり、クーラーを使う必要もなくなって、おそらくこれからエアコンは暖房として利用される・・・そんな時期になった。

最近よく言われる。本体(1次会社)にいつ戻ってくるのかと。・・・そう、振り返ってみればあと半年になっていた。

たまーに聞かれるが、俺は立ちっぱなしの仕事をしているわけでもなく、別に悪者と戦うわけでもない。俺の仕事はあくまで、修理である。メンテナンス及び交換や、それに伴う顧客との調整、あるいはシステムの構築、データの作成などと技術面に関しては幅広くやるのが仕事。・・・だったが、出向扱いである今の職場は、本体からの依頼により新規のお客様のところに向かい、データを作成し動作試験を行うという作業のみをメインに行う。そして、その企業系列的な位置付けはグループ会社(悪い言い方をすれば下請け)扱いとなる。

そして、グループ会社の更に下に、機器の取り付けを請け負う、協力会社が存在する。協力会社などと呼んでいるが実際は仕事をこちらが提供するかたちになっている為、立場は弱く、実質下請けのような扱いになっているのが現状。

まとめれば、
本体会社:工事の依頼を行う。
グループ会社:受けた依頼を基にデータ作成、動作試験を行う。
協力会社(施工業者):機器の取り付けとそれを機能させるための配線工事をする。

・・・となる訳だが、10月から、協力会社がグループ会社の行っている仕事もやることに決定した。これにより、今までは入替わりを都度行ってきた出向社員は今後は必要無くなるので、グループ会社からいなくなった分人員確保・・・とはならず、2年の任期を終えた出向社員は本体に戻るため、実質社員は減ると言う形となっている。これにより、人件費の大幅カットが見込まれる。

しかし、現状残っている出向社員(俺も含む)一人ひとりにかかる負担は爆発的に増え、今月の超過勤務(残業時間)は9月は明日の夜間やる仕事を含めれば、130時間をオーバーしそう。正直、モチベーションが上がっていないのが現状。
モチベーションが上がらない要因としてもう一つ、協力会社がグループ会社の仕事をやることに決定したことから仕事のやり方を教えることになっているのだが、協力会社がそれを行うことによる彼らへのメリットは一切無い。つまり、グループ会社はタダ働きを強いているわけである。それをわかっていながら仕事を教えるのは、どうにも気が引けるのである。



社員は皆、口を揃えて言う。「できるわけが無い」と。俺もそう思う。


一体、モラル無きうちの会社はそこまでして何を目指し、何を守ろうというのか。上司やその更に上の人達は何をしているのか。
しかし彼らもまた、会社の歯車のひとつでしかなく、おそらく自分自身の生活を守るため、あるいは家族の生活を守るため、必死なのだろうと勝手に考えている。。。
とは言え、過度な残業、無茶なタダ働き・・・関係ない人達(というか、生活を支える必要の無い人達)にそこまで強いることができるものなのか。

4年ほど前、主任と言う立場にいたことがあったが、ぺーぺーだった俺はそこまで考えなかった。部下に無理を強いたこともあったが、そこには少なくともモラルがあった。

いつか、自分にとって大切な何かが出来、上に立つ人間となり・・・みたいに、同じようなシチュエーションが待っていたら、
その時、俺もまた、鬼になるのだろうか・・・?

俺もまた然りなのだろう。そしてそう思ってしまうのは、ちょっと悲しい・・・。

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