長い間俺の運転をサポートしてきた白ハンドルカバーとこの前さよならした。
皆からは、やれセンスがないだの、ヤン車みたいだの、場違いだの不評だったが、俺は好きだった。
しかし、少し前から裏の部分がやぶけ始め、今週の初めに超オートバックスにコンパウンドを買いにと、エアロを直してもらいに行ったとき、やぶけ具合がひどくなり、別れを決意したのだった。
あのカバーの感触を、俺は一生忘れないだろう。・・・いや、2ヶ月くらいは忘れないだろう。
無くなった時はハンドルの感触も違い、寂しいものだったが、早くも少しずつ慣れてきてしまっている。
人間の適応力というのは時に恐ろしい。
ハンドルカバーとの悲しい別れも、車の小さな傷をコンパウンドで磨くかの如く、あっさり消え去ってゆくのであろうか・・・。
願わくば、再び同じものを付けたいものだ。今度羽村店に行ってみることにする。
いや、つけないほうがいいから。その思い出を共有しないものとしては。
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